扇沢を出発し針ノ木岳に登ってきました。雪渓の通過に思った以上に時間を取られたり、ほぼ直登に近い急登があったり、その後に続くザレ場のジグザグは、緊張を強いられ疲れましたが、お花畑や一足早い紅葉を楽しむことができました。台風が近づいていたので針ノ木岳登山後小屋に宿泊、翌日早朝に小屋を出て扇沢に下山しました。
雪渓は少なくなっていましたが、大きな雪渓の割れ目には、思わず緊張してしまいました。
雪の消えた斜面は、初秋のお花畑になっていました。黄色のアキノキリンソウや真っ赤な木苺が美しく、木苺はプチプチした種と共に甘酸っぱい味を楽しみました。ブルーベリーに似たクロウスゴの紫色のちょっと渋みのある甘酸っぱさも、まだ真っ青な山ぶどうの渋みのある酸味も始めて味わいました。
針ノ木小屋にザックを置いて針ノ木岳を往復。山頂付近は、ところどころに、紅葉を見ることができました。斜面のイタドリの葉は、完全に黄色になっていました。
山頂からの眺望を期待したのですが、山頂付近はガスがかかっていて周囲の山々は見えそうで見えませんでした。しばらく期待しながら待ったのですが、ガスは晴れないと判断して小屋へ戻りビールとキムチ鍋の夕食でした。