「たてがきや」というのは、クラフトデザイナー小林俊雄さんの主催する工房「日向美術工芸社」の愛称です。先週末、宮崎市在住の小林俊雄さんが上京、大学以来ですから何十年ぶりかの再会でした。今回は、昨年の秋に亡くなってしまった恩師のご焼香に、8名集まったのですが、久しぶり過ぎて全員を思い出すことはできませんでした。
小林さんは、杉・モミ・ケヤキ・クリ・カツラなどいろいろな木を使って作品を作ってきていますが、最近市場に出てくる木は、ほとんどが杉の木だそうです。理由は、他の木が伐採されて少なくなってしまったからだそうです。杉の木の値段は、ダイコン一本の値段とほぼ同じだそうで、当然、材木を切り倒して運搬する費用のほうが高いわけですから、宮崎に限らず、私の実家の方では、切り倒すことも手入れを売りに出すことが難しい状態です。
最近の小林さんの仕事は、温泉施設シーガイヤ「松泉宮」のインテリア・施設備品デザイン製作にようなまとまった仕事が多いそうです。「松泉宮」温泉の湯船の上の漆塗りの「トレリス」(写真左から2枚目)、26個デザイン制作された「吊り下げランタン」(写真左はランタンのかさの制作中)、是非見たいものです。「松泉宮」には、機会をつくって行ってみたいと思っています。