4日間の青空とちょうどお花のシーズンが重なって、素晴らしい景色を印象に残すことが出来ました。 2日目に辿りついた雲ノ平は、360度高い山々に囲まれた秘境、黒部源流の水はとても冷たく美味しい。
気になっていた雲ノ平小屋のアーチ型の屋根の理由もよく分かりました。小屋は比較的空いていてラッキーでした。また歩きたいコースです。
1日目:19日 北陸新幹線=富山8:26,富山地方登山電鉄8:56=有峰駅口9:32/9:50=(夏山バス)=折立10:45
折立11:00(1350m)…三角点(1870m)…五光岩ベンチ14:30…太郎平小屋15:40(2330m)

青空に深緑が美しい。登るにつれて暑さも和らぐ。途中、ニッコウキスゲが満開、登山道の改修中、暑くて大変そうでした。
小屋は空いていて個室に2人。 夕食後、愛知大学山岳部パーティー13名(1963年)が薬師岳から下山途中ルートを誤り遭難した時の捜索模様を撮影したビデオ上映会ありました。

2日目:20日 太郎平小屋6:00…左俣出合(2040m)…薬師沢小屋(1900m)9:00/9:40…木道末端(2360m)…雲ノ平山荘14:00(2500m)

薬師沢小屋から木道末端までは、樹林帯の中をひたすら登ります。アラスカ庭園でホッと一息、祖母岳を含むアルプス庭園一帯が、 チングルマ、コバイケイソウなどのお花で埋め尽くされ美しかった。
雲ノ平山荘も混雑はなし。夕食まで、時間があったので、キャンプ場へ水汲みに行き、 明日の水を確保しました。
夕食後、小屋主(伊藤二郎氏)の父親(正一氏)の時代(戦後まもなく)の黒部開拓史について、小屋主から話しと小屋建設過程の写真上映あり、 「黒部の山賊」私家版が販売されていたので購入しました。

3日目:21日雲ノ平山荘6:00…祖父岳(2825m)…ワリモ岳分岐(2841m)…黒部源流碑(2432m)…三俣山荘(2550m)…三俣蓮華岳(2841m)…双六岳(2860m)…双六小屋16:00(2600m)

双六小屋は、新穂高温泉方面の小池新道と笠ヶ岳からの稜線ルートとの交差点となっているためか、混雑していました。 暑さのために新穂高温泉方面からの登山者の中には、鏡平山荘泊まりに変更した人もいたようです。

4日目:22日 双六小屋6:00…鏡平山荘8:00/8:30…秩父沢(1620m)…新穂高ロープウェイバス停12:00(1100m)
鏡平山荘でふんわりとしたかき氷、正面には槍ヶ岳、鏡池には槍・穂高連峰が水面に映ってまぶしかった。素晴らしい景色でした。