最近、冷茶を作っています。ペットボトルのお茶を買えば簡単なのですが、自分で作ってみるとこれが美味しいのです。

香りがよく、まろやかで深みのある感じがします。特に、お抹茶いりのお茶は、色も香りもいい感じです。

緑茶は、急速に冷却したり、低温でじっくり出したりすると、甘み成分のテアニンやビタミンCが壊れずに残っているため、まろやかで深みのある、旨味たっぷりの冷たいお茶になります。 また、色の変化も少なく、緑の鮮やかな色が長時間保たれます。

作り方は、お湯でお茶をいれる場合は、いれたお茶をすぐに冷蔵庫・冷凍庫で冷やします。
お湯で入れたお茶は、期間が経過すると緑茶に含まれているタンニンや葉緑素が酸化して渋みを増したり変色します。昔から『出がらし、宵越しのお茶は飲むな』と言われております。宵越しのお茶は風味上の問題だけでなく、ビタミンCの酸化など成分の変質が進んでしまいます。

水でお茶をいれると、温度が低いので酸化作用をを抑え、お茶の緑色を保つことができます。渋味成分のタンニンの溶出が抑えられ、渋味や苦みの少ないお茶ができます。時間がかかりますので、冷水ポットなどに、寝る前に作っておけば、翌朝にはおいしい冷茶で目を覚ますことが出来ます。水出し用のお茶でなくても、茶葉を多く使い浸出時間を長くすれば水でも充分に出ます。

今日は特に暑そうです。緑の涼やかな色みの美味しい冷茶で、今日の暑さを乗り切りましょう。